神宮大麻(天照大御神)について教えて下さい。

Q:神宮大麻(天照大御神)について教えて下さい。

 

A:「神宮大麻」とは、伊勢神宮の御祭神、天照大御神の御神札をいいます。毎年神宮より全国に頒布されます。

神宮の御祭神は皇祖神であり、日本全国をお守り下さっている総氏神様ですので、氏神様の御神札とともにお祀りします。

昔は「御祓大麻」「お祓いさん」といった通称で呼ばれていました。それは、平安末期から鎌倉時代にかけて御師(おんし)という神官に仕えた祠官によって配布されたことによります。
御師たちは全国各地へ赴き、神宮の崇敬を一般に広めるとともに、檀那(だんな)と呼ばれる崇敬者の集まる地域を定期的に訪問して廻り、ご祈祷をし、そのしるしとして御祓大麻と呼ばれる御神札を授与しました。
このような御師の活躍によって全国に神宮の御神徳が広められ、現在に繋がっているのです。

この御祓大麻は、お祓いをした大麻(幣帛)を箱形の箱祓や剣先の形をした剣御祓に納めたものです。
また「数祓」といって、幾度となく祓詞を唱えると清めの力が増すという信仰から、五千度祓・一万度祓といった御祓大麻が頒布されるようになりました。
神宮大麻を祓いのための祓具とする考えがあるのも、こうした歴史によるものです。

明治になって神宮に関する制度が変わり、御師による頒布が廃止され、神宮司庁が大麻の奉製・頒布するようになり、大麻の体裁も天照皇大神宮の御神号に皇大神宮御璽のしるしが押印された現在の形になり、名称も「神宮大麻」に改称されました。頒布の方法も、市町村あるいは神職会を通じて頒布されるようになりました。
そして神社本庁が昭和21年(1946)に設立されると、神宮より委託を受けて全国の神社を通じて頒布することになりました。

神宮大麻は薄紙で覆われていますが、これは各家庭に届き神棚に納められるまで汚れないよう上包みとして施されているものです。お祀りする際、取り除いてもかまいません。各家庭へは氏神神社の神職や総代・世話人が頒布します。神宮大麻を受けるときは、折敷やお盆でいただくのがより丁重で良いでしょう。

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