第47回奉納俳句入選作品

奉納俳句選評

特選

一、  むささびの声遙かより月の宿   乗田 眞紀子
「むささび」は一年中いるが、秋から冬にかけてよく鳴くので、俳句では冬の季題とする。
夜行性といっていい。

一、  邯鄲に導かれつつ御師の宿    関 迪子
御岳では「邯鄲の声を聞く会」が開催されていたが、現在ではどうなっていようか。
美声で名高い。

一、  尉鶲来鳴き夕日の御師の里    鈴木 久美子
「尉鶲」(じょうびたき)は冬の渡り鳥。中国などで繁殖し、冬鳥としてわが国の各地に渡来する。
街中の公園などでも鳴き声を聞くこともある。

一、  御師の宿茅葺き屋根に春の雪   遠藤 康雄
関東地方では二月・三月になってから大雪の積もることがある。
山では一層そうした現象が起こることが、多いかもしれない。

一、  むささびの飛びて参道月明り   津布久 信雄
御岳のケーブルカーを降りて鳥居をくぐると、神社までがいわば「参道」である。
月夜に誘われて、宿から「参道」に出ると頭上近くを「むささび」の飛ぶ姿を見かけたりもする。

選者吟 講宿の引き水の鳴り十三夜    岡田 日郎

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