令和6年9月に、「産安社」社殿の修復および漆塗工事を完了いたしました。
ケーブルカー上・御岳山駅より、リフトを登った富士峰園地の頂上に御鎮座。
その名が表すとおり、富士山に見立てられる山に木花咲耶比売命をお祀りし、
文治年間(1185~1189)の創建以来、子授けや安産、健康長寿など、
山の民たちをはじめ、様々な方をお見守りつづけていただいているお社です。
現在の本殿は、安政5(1858)年に大口真神社として創建された建物で、
昭和12(1937)年に移築され、あらためて産安社の本殿となりました。
この移築以外に明確な修繕等の記録がなく、社殿は傷みが激しい状態でした。
修復工事は令和5年6月より、屋根及び基礎、壁面を含む木工事からはじめ、
令和6年5月に漆塗開始、9月まで、1年3ヶ月にわたる工事となりました。
漆塗に携わっていただいた塗師・秋道恵一氏に工事と漆のお話を伺いながら、
産安社をご案内します。ご覧いただき、装い新たな社殿へとお参りください。
ご縁あって地元青梅の映像作家・橋本有騎さん(IZM.pro)に撮影いただきました。
video by IZM.pro https://izm-pro.com/