「御師の講廻り -秋季祭礼編-」

江戸期にはじまる「講」と「御師」との関係は今に至るまで続きますが、
特に武蔵御嶽神社を信仰いただく「御嶽講」は関東一円の全域に分布し、
未だに活発な行き来が行われている、国内ほぼ唯一の例と言われるほど。

とはいえ、時代と世代の経過、生活や信仰、考え方の変化などによって、
「御嶽講」も「御師」も、時を追う毎に弱体化、減少している状況です。

そのなかで、いまだからこそ「御師」の活動について記録をしなければ、
と考えた御師と講により、個人情報を扱うことも難しい昨今、なんとか、
ひとつの映像記録として「御師の講廻り」を仕上げることができました。

ひとつめの講は、春に御岳山詣でをし、秋に御師が伺い祭礼を行います。
コロナ禍により5年ほど休止、万全の体制を整えるためにとさらに休み、
令和6年に秋季祭礼を再開。春のお参りも代表代行者にお越しいただき、
ようやく元の体制に戻せるというところで講元(代表)が病に倒れました。
ふたつめの講でも、取りまとめ役の方が体調を崩して、再開が不可能に。
もうひとつの講では、道路拡幅工事により神社が失われてしまいました。

どこも万全ではないなかですが、それも含めて「現状」を記録しました。

ご縁あって地元青梅の映像作家・橋本有騎さん(IZM.pro)に撮影いただきました。

https://www.youtube.com/OrLQ2mPMnto

video by IZM.pro https://izm-pro.com/

Youtubeチャンネル「Life is 御岳山」

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