神楽・雅楽について教えて下さい。

Q:神楽について教えて下さい

A:

「神楽」とは、祭典のときに神前に奉納される歌や舞いのことを指し、
神様をお慰めし、お楽しみいただくために奉納されます。
神代の昔に天照大御神が、天の岩戸へ籠もられたとき、大御神様をお慰めするために、
天鈿女命(あめのうずめのみこと)が岩戸の前で舞を舞ったことが由来とされます。

神楽を大きく分類すると、「宮廷神楽」「里神楽」の二つがあります。
宮廷神楽は、宮中で舞われる神楽で、古代我が国に伝えられた雅楽や伎楽にあたります。
里神楽は、一般の神社で行われる神事芸能にあたり、田植行事の中の神事舞から発生したと考えられています。ここから「伊勢神楽」や「出雲神楽」などが派生し、神代の昔の物語を題材にした神楽が中心に舞われています。

また、当社には江戸の里神楽が伝わり、「武蔵御嶽神社太々神楽」として伝承されています。
伝承のための一般公開も行っておりますので、ぜひお運びくださいませ。
(太々神楽の詳細はこちらよりご覧ください。)

Q:雅楽とは何ですか?

A:

神社での祭典時には「雅楽」が奏でられることがあります。
雅楽の意味は、文字通り「雅な音楽」であり、上古の歌舞や大陸などから伝来した音楽の総称です。

雅楽において主に用いられる楽器は、
笙(しょう)・篳篥(ひちりき)・龍笛(りゅうてき)の管楽器三種を「三管」、
鞨鼓(かっこ)・太鼓(たいこ)・鉦鼓(しょうこ)の打楽器三種を「三鼓」と呼び、
「三管」または「三管三鼓」にて運用されます。この他に、和琴や琵琶が加わることもあります。

当社では、神職自ら修練を行い、祭典や式典等に奏楽を行っています。
大祭(春季・例大祭・秋季)では三管三鼓の奏楽に加え、巫女舞「浦安の舞」を行う場合もあります。

関連記事

関連団体紹介

 

 

 

PAGE TOP
error: Content is protected !!