御神札・お守り・絵馬について教えて下さい。

Q:御神札とお守りの違いについて教えてください。

A:

古代の人は、様々な災難を除け身を守るために、石や骨、剣や鏡といった呪物(霊威を持つもの)を身に携えていました。そうすることで、神様のお力で心身が守られると信じられていたのです。後に時代とともに形を変え、「御神札」や「お守り」となりました。

御神札は、家内安全や火災や疫病といった災厄から守ってくれるもので、主に神棚にお祀りしたり、門口や柱に貼ったりします。

お守りは、御神札を小さくしたもので、神社名が記された木片や紙片をお守り袋に入れ、常に身につけます。肌守りを始め、厄除けや良縁、安産、交通安全、学業成就などを祈願した様々な種類のお守りがあります。

これらの御神札やお守りは、神職が神前にて御祓いと祈願を済ませたものを授与していますので、神霊の御分霊が宿っています。

Q:絵馬とは何ですか?

A:

A:絵馬は、祈願をするとき、または祈願成就の感謝のしるしとして神社に奉納する、馬の絵を描いた額のことを言います。形は、板の上部が山形になっているものが大半を占めています。

古来、馬は神様の乗り物として神聖視されており、お祭りや祈願の時には、「神馬」といって生きた馬を神様に奉納する風習がありました。後に、「神輿」が神様の乗り物として主に用いられるようになり、馬はお供をするだけとなりました。その後、この代用として馬像や、さらに簡略化されて板に馬の絵を描き奉納するようになったのが絵馬の起源とされています。

絵馬が一般に広まったのは鎌倉時代以降のことです。この頃から、馬の絵以外にも様々な動物(キツネやヘビ、当社ではオオカミ、お祀りされている御祭神と関わりのある動物)が描かれるようになりました。
さらには、図柄は多様化し、祭礼の模様や干支、病気平癒や安産・子育て・芸能向上の祈願を絵に表したものも増えてきました。最近では入学祈願や就職、良縁を求めるための絵馬も増えてきています。

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