Q:神棚がない場合、御神札はどのようにお祀りしたらよいでしょうか?
A:
箪笥や本棚の上など、人の目線よりも高い位置をきれいに片づけ、御神札をお祀りしてもかまいません。御神札が南向きか東向き(太陽の光が差す向き)であればなお良いでしょう。
広さがあれば「御札立て」等をお使いになることや、お供え物(神饌)として、塩と水などをお供えするとより丁寧です。
紙の御神札の場合は、壁や柱などの高いところに、半紙または奉書紙をあてて、その上に御神札をお祀りします。その際、御神札に画鋲などを挿すようなことはせず、傷つけないように糊などで貼ります。
神棚をお求めの場合は、神具仏具店のほか、ホームセンターで取り扱っている場合があります。
神拝作法については、こちらのページもあわせてご覧ください。
→ よくある質問:神棚と神拝作法について教えて下さい。
いずれにしても、御神札を大事にする気持ちがあれば、無礼になることはありません。
Q:毎年御神札を新しくするのは何故ですか?
A:
神様は清浄を第一とすること、さらに神様の御霊威は一年ごとに生まれかわるとされることから、御神札を新しくすることで、神様の新たな大御力をいただき、なお一層のご守護を祈ることができます。
また、古い御神札と一緒にお祀りしても差し支えはありませんが、できるだけ新しい御神札と入れ替えることをおすすめします。
古い御神札は、これまでの御守護を感謝し、お焚き上げすることをおすすめします。
お焚き上げは、元々お受けした神社へお礼参りとして納めることが望ましいですが、当社のような特殊な立地であったり遠隔地であったりする場合、お近くの神社へお納めいただいてもかまいません。
神社の「納札所」や「古札納所」へ納めましょう。
また、御祈祷を受けた際にいただく、個人名や会社名、願意の書かれた「御祈祷札」については、願意が成就するまでお祀りしても差し支えありません。
願意成就のあかつきには、その神社へお礼参りをして、御神札を納めるほうが良いでしょう。
Q:いろいろな御神札を一緒にお祀りすると神様が喧嘩をするというのは本当ですか?
A:
神様同士が喧嘩をするということはありません。
複数の神社の御神札を一緒にお祀りすることは差し支えありません。ただし、あまりにもたくさんの御神札や御守を受けるのは好ましくありませんので、節度をもってお受けしましょう。
御神札の祀り方については、こちらのページもあわせてご覧ください。
→ よくある質問:神棚と神拝作法について教えて下さい。
※ なお例外として、(特に戦乱期の)「実在人物を神様としてお祀りする神社」さまでは、
「敵方にあたる実在人物の神様」とお祀りすることを避けた方がよい、としている場合もあります。
神社によっても異なりますので、気になる場合はお問い合わせ下さい。